装飾・施工上の注意

装飾・施工について

  • 展示施設内での作業は十分留意して作業を行ってください。
  • 装飾における資材はすべて防災加工のものをご利用ください。(別冊『防災指針』参照)
  • 展示施設内での装飾施工については、装飾施工物の再利用、リサイクルの促進、廃棄物の減量に努めてください。

搬出時の注意事項

  • 大型車両による会場内積み降ろし作業は可能です。重量物の搬出入、据付時は床面に集中荷重がかからないように、分散処置(鉄板等での養生等)をお願いします。
  • 床面荷重は5t/㎡(10㎝角あたり約50㎏)です。但し、ピット部分は除く。
  • クレーン車等を利用する場合は天井部分に注意していただき、アウトリガーがピットの蓋にかからないようにしてください。
  • 重量物の展示や搬入出において、床面に凹凸や引き摺り、タイヤ痕が生じた場合は主催者の責任において復旧を行ってください。
  • 搬出入用シャッターの操作の際は、周辺に人や物が無いか充分注意してください。

天井構造について

天井構造の装飾は原則禁止です。ただし、展示目的、展示物の種類により、消防設備の設置を条件に認められる場合もあります。施工希望される場合は、事前に管理事務所までお問い合わせください。(「防災指針」を参照)

床工事について

  • アンカーボルト打設等を行う場合は、ピット部分(コンクリート枠部およびコンクリート端から20㎝の範囲を含む)を除き可能です。
  • 事前に「床面工事に関する届出」と施工計画図面(アンカー打設場所、アンカーボルトサイズ、本数が明記された図面)を提出してください。
  • アンカーボルト以外のコンクリート釘、ケミカルアンカー等の打設は禁止します。
  • アンカーボルト打設可能サイズが直径16㎜以下、長さ(深さ)60㎜以下とします。
  • 屋外展示場およびイベントスペース、共有部分では、アンカーボルトの打設を禁止します。
  • アンカーボルト打設箇所は、床面と均一にアンカーボルトの切断処置にて復旧してください。

吊物工事について

吊物工事を希望の場合は、施工内容、場所、総重量、1点あたりの荷重を記した「仮設吊物作業届」と吊位置、吊物の詳細が分かる図面を事前に提出して許可を得た場合に限り可能です。
  • 基本的にバナーや垂れ幕など比較的軽量なものは可能です。
  • 吊物工事を行う場合は、天井トラス部下段の交点にのみ重量をかけることが可能です。
  • 天井照明、音響設備、空調設備関係の障害にならないように施工してください。
  • 展示館の吊り物許容荷重は以下の通りです。
    設置場所 吊荷重(1交点あたり)
    第1展示館 500kg
    第2展示館 100kg
    第3展示館 300kg

電気工事について

施工および撤去においては安全に配慮して作業を行ってください。利用期間中に発生した事故はすべて利用者の責任となります。

提出書類について

電気工事を行うにあたっては、「電気工事届(別冊「催事関係届出用紙綴」)・施工図面(使用電気ピットアドレスが判るように表記)・各展示館用負荷表(絶縁抵抗測定表)」を各2 部、施工工事の1 週間前までに管理事務所まで提出し、承諾を受けてください。

工事・保守管理について

  • 工事は電気設備技術基準並びにその解釈、内線規程およびその他関連法令等を厳守し、安全に施工してください。
  • 施工上の注意として、ピット蓋を開ける際は吸盤等の適切な工具を使用してください。マイナスドライバー等を隙間に入れてこじあける事は、決して行わないでください。
  • 取り外したピット蓋及び配線引き出し用ピット蓋は元の位置へ返却してください。
  • 施工時および催事開催時は、来館される方々の安全確保のため、電気室や分電盤室の施錠管理は確実に行ってください。
  • 複数の電気工事業者が同一電源系統で工事を行う場合、作業者の安全を確保する為、工事届が出されている業者同士で連絡を密にとり、同時送電及び停電をするように調整してください。
  • 幹線工事が完了後、施工業者自ら絶縁抵抗測定を実施してください。絶縁抵抗値が良好(0.2MΩ以上)と確認できた場合のみ送電を行ってください。また、絶縁抵抗値は、各展示館用負荷表(絶縁抵抗測定表)にて記録してください。※絶縁抵抗測定表は催事最終日までに中央監視室へ提出してください。
  • 催事開催中は、原則として電気工事施工者等による保守管理を行える体制をとり、何時でも不測の事態に対応できるようにしてください。また、電気工事届には会場待機場所および時間外連絡先を必ず明記してください。
  • 撤収作業後、ピット内のゴミを清掃し、ケーブル等の撤収残やピット蓋はズレ等が無いよう必ず原状復旧を実施してください。復旧状況に問題がある場合は、ただちに再度復旧作業をしていただきます。

鍵・貸出用品等について

  1. 電気室、分電盤室の鍵、ピット蓋用マグネットハンドルの貸出
    • 鍵、マグネットハンドルは下記にて貸出しします。
       第1展示館:警備室(ホールA東側)
       第2、3展示館:中央監視室(第3展示館/ エネルギーセンター2階)
    • 貸出時には、貸出台帳へ連絡先等必要事項を記入してください。
    • 鍵の場外への持出は禁止となっておりますので、場外へ出るときは必ず返却してください。

    ※ 24:00 をまたぐ際は一旦返却し、再度貸し出し手続きをお願いいたします。

  2. 電気配線引出用ピット蓋の保管場所
    • ピット蓋は、下記にありますのでご利用ください。
       第1展示館:倉庫A-3、倉庫B-1、倉庫B-2、倉庫D-3、倉庫D-4
       第2展示館:第3倉庫
       第3展示館:倉庫5・倉庫8
    • 保管管理については施工者側で行い、利用後は原状復旧をしてお返しください。

注意事項

  • 全館にて展示用電源主幹1次まで常時送電となっております。
  • 送電前及び撤収時の仕舞い確認は実施しませんので、確実に原状復旧してください。
  • 撤収後(翌日以降)であっても、貴社が起因と考えられる汚損、破損等の不具合についても直ちに対応してください。
  • 施工中の事故等については施設側では一切の責任は負いませんので、十分に注意し感電等の事故が無いようにお願いします。
  • 万が一、事故等が発生した場合は、速やかに応急処置を行うと共に管理事務所職員などに連絡してください。
  • 事故防止のため撤去日に各分電盤の全ブレーカーのOFFを確認し、出入口扉内側に張付してある管理表へ結果を記入していただき、鍵とともに中央監視室へ提出ください。

給排水・ガス・空気配管工事について

施工および撤去においては安全に配慮して作業を行ってください。利用期間中に発生した事故はすべて利用者の責任となります。

提出書類について

配管工事を行うにあたっては、「給排水・ガス・空気配管工事届」(別冊「催物関係届出用紙綴」)・施工図面(使用給排水ピットアドレスが判るように表記)」を各2部、施工工事の1週間前までに管理事務所まで提出し、承諾を受けてください。

工事・保守について

  • 給排水配管工事は、水道法、下水道法およびその他関係法令等を厳守し、安全に施工してください。
  • 施工上の注意として、ピット蓋を開ける際は吸盤等の適切な工具を使用してください。
    マイナスドライバー等を隙間に入れてこじあける事は、決して行わないでください。
  • 取り外したピット蓋及び配線引き出し用ピット蓋は元の位置へ返却してください。また、給水元バルブの外した閉塞栓は適切に保管してください。
  • 給水管の止水弁や閉塞栓等の開閉は慎重に実施し、配管には乗らないよう注意して実施してください。また、排水管には水以外流さないでください。万一、使用者が残飯を流しても、排水管に到達しないよう、フィルターを取り付けてください。
  • 漏水等によるピット内に水気が生じた場合は、排水作業及び乾燥作業の実施をお願いいたします。
  • 催事開催中は、原則として施工者等による保守管理を行える体制をとり、何時でも不測の事態に対応できるようにしてください。また、給排水・ガス・空気配管工事届には会場待機場所および時間外連絡先を必ず明記してください。
  • 排水管並びにピット内に残った汚物類について、臭気や害虫発生抑制のため清掃をお願いします。また、配管撤去作業前に10 分程度流水洗浄を実施してください。
  • 撤去作業後は、ピット内や排水管のゴミ、配管撤去忘れ、ピット蓋のズレ等が無いよう現状復旧を実施してください。また、仮設配管時に外した閉塞栓を取り付けるときは、必ずシールテープ巻きして漏水のないことを確認してください。

貸出用品等について

①ピット蓋用マグネットハンドル
 第1展示館: 警備室にて貸し出します。
 第2、3展示館: 中央監視室(第3展示館/ エネルギーセンター2階)
 ・貸出時には、貸出台帳へ連絡先等必要事項を記入してください。
②ピット蓋の保管場所
 第1展示館:倉庫A-3、倉庫B-1、倉庫B-2、倉庫D-3、倉庫D-4
 第2展示館:第3倉庫
 第3展示館:倉庫5・倉庫8
 ・保管管理については施工者側で行い、利用後は原状復旧をしてお返しください。

注意事項

  • 施工前、施工後、及び撤収時の仕舞い確認は実施しませんので、確実に原状復帰してください。
  • 撤収後(翌日以降)であっても、貴社が起因と考えられる汚損、破損等の不具合についても直ちに対応して頂きます。
  • 施工中の事故等については施設側では一切の責任は負いませんので、十分に注意し事故が無い様お願いします。
  • 万が一、事故等が発生した場合は、速やかに応急処置を行うと共に管理事務所職員などに連絡
    してください。

電話・通信設備工事について

展示館内での臨時電話・インターネット回線のご利用につきましては、利用者にて通信事業者へご手配ください。

実演等における注意事項

展示物の実演に際し、騒音・振動・臭気・煙等が発生する場合、あるいは危険が伴う場合は、万全の防護措置を取っていただくとともに、他の出展者や来場者に危険や迷惑等を及ぼさないように十分な対策を講じていただくよう周知をお願いします。なお、他の利用者に多大な影響・被害が認められる場合は、実演の中止を勧告する場合があります。

  • 騒音・振動
    騒音・振動を伴う機械等の実演を行う場合は、展示物に防震装置を設け、建物・躯体に直接動荷重が加わることに対する防護措置を講じてください。
    第1・3展示館内の「可動間仕切り」は遮音性能を備えておりますが、隣接の展示ホールで他主催者の利用がある場合、騒音・振動等で迷惑のかからないよう細心の配慮と措置をお願いします。
  • 廃油等の処理
    展示物の実演に伴う廃油・切削屑・残りかす・不要になった化学薬品類等の産業廃棄物は、施設
    内のピット、給湯室流し、トイレ等には絶対に捨てずに、利用者側にて責任を持って処理してく
    ださい。
  • 無線機の持込
    外部からワイヤレス機器、機材を持込み利用する場合には、事前にお知らせください。
  • A帯、AX帯のご利用に際して
    ご利用者にて官公庁の各種申請、届出等の事前手続きが必要です。
  • B帯、C帯、D帯のご利用に際して
    帯域はフリー使用のため手続きはありませんが、混信の可能性があるので事前にご相談ください。

設営・撤去時における安全対策

ポートメッセなごやにおいて開催する展示会・イベント等の施工・撤去時においては、下記の事項を遵守し、安全管理に努めて作業を行ってください。
また、感染症予防対策にも十分配慮して、健康管理に努めてください。

主催者様へのお願い

  • 利用期間中に発生した事故はすべて主催者の責任となります。主催者は安全に配慮した作業を行ってください。
  • 主催者はポートメッセなごやの「ご利用案内」、「防災指針」の注意事項を確認し、法令順守の上、安全な作業を行ってください。
  • 主催者は安全管理が不十分な作業を発見した時は、作業の中止や改善を行うなど、安全管理の指導に努めてください。
  • 会場職員は施設の安全管理のため会場内に立ち入る場合があります。安全管理上問題があると判断した場合は主催者に中止や改善の指導を行う場合があります。

作業時における注意事項

  • ヘルメット・安全帯の着用
    1. 会場施工責任者の判断と責任において、ヘルメット・安全帯を着用させてください。
  • 搬入出作業
    1. 資材の搬入出作業は資材に合った機材( フォークリフト、ユニック車、台車等) を利用して作業してください。
    2. 重量物の運搬、据付作業は充分に注意して作業してください。
    3. 機械・機器などの重量物を設置する場合は、床面との間に鉄板などを敷いて一点に荷重がかからないようにしてください。
    4. 展示館内への大型車両の乗入れは、周囲に気を付けて誘導員を配置してください。
    5. 壁、柱および可動間仕切り、可動階段席に大型資材等をもたせ掛けないでください。
  • 重機作業
    1. レッカー車、ユニック車等で作業の場合は旋回時に周辺の安全を確認して行ってください。
    2. アウトリガーには鉄板などを敷いてください。
    3. 重機の作業は有資格者が行ってください。
  • 高所作業
    1. 高所作業とは、労働安全衛生規則に基づき、高さ2メートル以上での作業のこといい、会場内で使用する脚立・ローリングタワー・高所作業車は高所作業となります。
    2. 足場の組立作業、高所作業車は有資格者が行ってください。
    3. 作業者は、ヘルメット・安全帯を着用し、工具類の落下に注意してください。
  • 共有部での作業
    1. 交流センターなど、共通部分での設営・撤去作業は、通行人を優先し、安全を確保して作業を行ってください。
    2. 通行人に危険が及ぶ可能性のある作業については、警備員の配置やカラーコーン等で区画した上で実施してください。
  • 消防関係法令に基づいた安全の確保
    1から6までを徹底し、開会前までには、自主点検表で確認してください。
    1. 防火管理
      ・火災予防の観点から「防災指針」を遵守した施工を行ってください。
      ・防火シャッターの下および、防火扉付近には物品を置かないでください。
      ・設置物の転倒防止措置が適正に施されているか確認してください。
      ・火花が出る加工においては床面に不燃材を敷くなどして火災防止に努めてください。
    2. 避難施設
      ・避難経路を必ず確保し、通路の障害となる物品を置かないでください。
      ・避難経路及び来場者動線上の配線・配管については、つまづき防止のため養生を行ってください。
    3. 消防設備
      ・消火器・屋内消火栓等の消防用設備や誘導灯・誘導標識の避難設備を隠さないでください。
      ・開会前までには、消防用設備等の設置場所を確認ください。
    4. 防災規制
      ・カーペット、暗幕、展示用合板等は防災処理済みのものを使用してください。
    5. 電気工事
      ・電気工事は有資格者又は有資格者監督の下で施工し、正しく接続・配線を行ってください。
      ・床上の配線が通路を横切る場合には、ケーブルプロテクター等で養生し、歩行者の安全を確保してください。
      ・電気工事にあたっては、「電気設備技術基準」、「名古屋市火災予防条例」、「名古屋市国際展示場防災指針」に基づき正しく施工してください。
    6. 禁止行為
      ・禁止行為解除承認申請事項が、申請に従って正しく実施されているか確認してください。
  • 整理・整頓
    1. 作業現場における整理・整頓及び清掃は必ず行ってください。
    2. 火災延焼防止のため、紙くずなどを散らかさないでください。
  • 喫煙
    1. 展示館内での喫煙は禁止されています。喫煙は所定の場所で行ってください。